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ま心のコラム

誰かに届ける心

2015年7月1日

者の内向き志向ということがときどき議論されています。「現状に満足している」「外国に興味がない」と、海外留学をする学生が年々減り、若手会社員の半数以上が調査で「海外転勤はできればしたくない」と答えています。

国とのつながりが薄くなると、優れた製品を海外に輸出することで成り立っている日本経済に影を落としかねないと懸念されているのです。

動車やハイテク製品とともに、日本の文化も海外で高い評価を受けています。
沖縄の伝統である「組踊」や茨城県、栃木県に伝わる「結城紬」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。結城紬は手紡ぎの糸を染色し、地機(じばた)と呼ばれる織り機で長い時間をかけて織られます。千数百年前に編み出され、洗練を重ねて現代にまで伝わっている結城紬は海外の人にも日本人の「心づくし」を伝えているのです。

をつくすとは思い切り、そして精一杯に何かをすることです。そして人が何をしてくれるかではなく、人に何をしてあげられるかを考えることです。
それを知るにはまず「自分とはいったい何なのか」という問いに答えを見つけなければなりません。それは容易には見つからないものです。しかし、人の一生とはその答えを探すために与えられた時間なのかもしれません。

向き世代の若者たちは、もしかすると「モノを売るだけ」とみなされがちな日本人像に違和感を持っているのかもしれません。
「我々はいったい誰なのか?」
そんな疑問を胸に秘めている限り、私たちは若者なのです。

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