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ま心のコラム

明日はないと思う心

2018年7月1日

界的なコンピュータ企業「アップル」の創設者であるスティーブ・ジョブズ氏は「もし今日が人類最後の日だとしたら、したいのは今日やろうとしていることだろうか?」と毎朝鏡に向かって問いかけていたそうです。
何か重大な決断を下すときにも、この問いかけを自分にしていたということです。

「世界の終わりの日に何をして過ごしますか?」というアンケートを取ったところ、1位は「家族と過ごす」、2位は「好きな食事をする」、3位は「いつも通りに過ごす」という結果が出たそうです。人が最後に求めるものは、人と人との心の絆や、誰にも邪魔されず心穏やかに過ごすことなのです。

重な最期の一日に、絶対にしてはならないことがあります。
それはつまらないことで怒ったり、誰かと仲たがいをしてしまうことです。最後の一日を嫌な気分で過ごすなど、誰にとってももってのほかでしょう。ましてや、誰かとケンカをしてしまったら、仲直りできる明日はもうないのです。

の役にも立たない暇つぶしをしたり、お酒に酔って寝て過ごしてしまうなどの無意味な過ごし方もできれば避けたいものです。
持っているお金で思いきり贅沢をしようと思っても、明日で世界が終わるのに、お金を受け取ってくれる人など誰もいません。
世界最後の日とは、人類の誰もが「本当に大切なものは何か」ということに気付く日なのです。

界最後の日だけではなく、すべての一日は二度と帰っては来ない、たった一度きりの貴重な一日なのです。その一日を、世界の終りの日のように穏やかに、気持ち良く生きたらどんなに有意義なことでしょうか。

「あとに残されるのは本当に大事なことだけです」と、スティーブ・ジョブズ氏は米スタンフォード大学卒業式での有名なスピーチで述べました。
「心の赴くままに生きてはいけない理由など何一つありません」

「明日はない。あるのは今日だけ」という思いで生きること。そうすると心は自由になり、それまで隠されていたたくさんのことが目に見えてきます。
幸福になるのは難しいと言います。しかし明日のことを考えず「今を生きる」と行動することが、幸福に生きる近道なのではないでしょうか。

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