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ま心のコラム

失敗なんかこわくない

2017年5月1日

車に乗り遅れたりお鍋を焦がしたりしてしまうことから世間を騒がす大事故まで、「失敗」と人間は切っても切れない関係にあります。 「失敗学」の研究によれば「失敗から学ぶことによってほとんどの失敗は防ぐことができる」ということですが「今度だけは、自分だけは大丈夫」と考えて、先人と同じ失敗を繰り返してしまうのが人間の人間たるゆえんではないでしょうか。

田技研工業を起こした本田宗一郎氏は「成功とは99%の失敗に支えられた1%だ」と語っています。また日清食品創業者の安藤百福氏は、倒産して無一文になったことをきっかけにしてチキンラーメンやカップヌードルを考案しました。そして「失敗の積み重ねが常識を超える力を発揮させてくれる」と語っています。うまくいかないことを「しょっぱい」と言ったりしますが、失敗とは人間に必要な塩のようなものなのではないでしょうか。

敗を認めない人たちもいます。 責任転嫁をしたり事実を糊塗したりして自分の立場や利権を守ろうとする人たちが頻繁にニュースに登場します。無責任な言動は周囲の人に害を及ぼしこそすれ、利益になることはありません。そうした当たり前のことを学んでこなかった人が、幸福への道である温かな感謝の心を知っているとは思えません。

に正しい心のありかを教えてくれるのが失敗なのです。 だから失敗を恐れて行動をためらっていると、輝かしい成功も手に入らないのです。 未来に向かって歩くこととは「失敗しても気にしない」と思って自分の道を進むことなのです。 反対に誰かが失敗しても「誰にでもあることだから」と励ましてあげられるなら、その人は優しく大きな心の持ち主なのです。

は誰でも、自分自身の運命の袋を背負っています。 その袋の中には、たくさんの失敗とともに、必ずいくつかの「成功」が入っています。 一つ失敗するたびに、運命の袋の中の失敗が一つずつ減っていきます。 そのようにしていつか必ず掴むのが成功なのです。 大きな成功ほど、運命の袋の一番底近くに眠っています。 ひとつ失敗するたびに、人はそれだけ大きな幸せに近づいているのです。

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