影は光がある証拠
2018年12月01日
遺伝子組み換え作物とは、その名の通り人為的に遺伝子を操作して作り出される農作物のことです。
遺伝子組み換えによって、「ラウンドアップ耐性」などと言われるように除草剤で枯れにくかったり、病虫害に強かったり、動脈硬化予防など、人体に有用な栄養素を含んだりする農作物が栽培されるようになりました。収穫量が増えて、飢餓の抑制につながることも期待されています。
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日本の厚生労働省により認可されている大豆、ジャガイモ、菜種、トウモロコシ、綿、甜菜(サトウダイコン)、アルファルファ、パパイヤの8種類の遺伝子組み換え作物には、厳格な安全性確認と使用表示義務が課せられています。
遺伝子が焦点になるもう一つの場面といえば、クローン技術の分野です。
これまでにヒツジやマウス、馬や犬、オオカミ、豚などのクローン動物が作られています。科学技術は生命の秘密にどんどん近づいていっています。
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はたして、人間のクローンは可能なのでしょうか?
その答えは永遠に闇の中だというほかはありません。
人間は複雑な遺伝子を持っているうえ、倫理上の観点からもクローンは不可能だからです。
科学の名のもとに、何もかもを光の下に引き出して知ろうとすることが必ずしも正しくないことを、「遺伝子」の問題は教えてくれています。
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必ずしも何もかもが明るい光に照らされてばかりいる必要がないのは、人間の心も同じことです。
つい腹を立てて誰かと口げんかをしてしまった。一生懸命やったけど失敗してしまった。やらなければならないことなのに、ついサボってしまった。いけないこととわかってはいても、つい八つ当たりをしてしまった。
そういうマイナスのことがあるのも、心が健康に活動している証拠なのです。
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人生には明るいときもあれば、暗いときもあります。逆に言えば、がっかり落ち込んでしまうときがあるから、喜びと誇りに心が輝くときもあるのです。
のっぺりと凹凸がなければ影もないでしょう。でも誰がそんなつまらない生活をしたいでしょうか?
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落ち込んでも「ドンマイ。いつかいいことがあるさ」と思っているのがいいのです。
そしてできれば、そんなときこそ誰かの励ましになってあげましょう。そうすれば、自分が悩んでいたことなど、小さなことに思えるでしょう。
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