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ま心のコラム

第9と逆転の発想

2014年12月01日

年も街に「第9」が流れる季節がやってきました。
第9とはご存じの通りベートーヴェンの交響曲第9番のことで、有名なあの合唱は第4楽章で「歓喜の歌」とも呼ばれています。
第9の初演は、日本では江戸時代後期の1824年。第9は誕生から2百年近く経った今も、世界中の人々の希望や勇気の糧となり続けているのです。

曲ができなくても、日常生活で心を動かす「音楽」を奏でることは可能です。
相手が「ド」と言えばこちらも「ド」と返すばかりでは、会話のハーモニーは生まれません。
「ド」と言えば「ソ」、「ファ」と言えば「ラ」と返すことで会話にリズムとメロディー、そしてついにはハーモニーが生まれます。

えばある商品を売りたいときに、お客さんから「悪いけど興味ないです」と言われたら、どうしたらいいでしょうか。
「それは残念です」とあっさり引き下がってしまっては、音楽は始まる前に終わってしまいます。
そこで「うちの商品にご興味がない方に私は興味があるんですよ……」と逆転の発想を繰り出してみたらどうでしょうか。断られたときだって、相手の心に一歩近づくチャンスなのです。

婦や恋人同士など親しい人間関係がマンネリ化しつつあるなと思ったら、いつものメロディーから一つだけ外れた和音を奏でてみてはいかがでしょうか。さりげなく花やプレゼントを、あるいは「いざという時は頼りにしています」という言葉を贈ってみてはどうでしょうか。曲はきっと意外な展開を見せてくれることでしょう。

見ひねくれているように見えても「逆転の発想」は本当の思いを人に伝えるのです。人と人、心と心の調和には、人とは違う自分自身でありながら、しかしそれ故に人と響き合う、音楽的なハーモニーが必要なのではないでしょうか。

ートーヴェンの第9のあの荘重な調べには、4つのメロディーが対位法によって響き合っています。独立と調和の心を探して、今年は一味違った第9を鑑賞してみてはいかがでしょうか。